【先生への報告がうまくいかない】看護師あるあるの悩みにお答えします

記事更新日: 2020/10/14

ライター: がーすー

がーすー

「先生に報告する時、いつもうまく伝えられない…」

「先生に何を言っているかよくわからないと言われてしまう…

がーすー

先生に報告する時って、どうしても緊張して報告したいことをうまく伝えられないですよね。特に新人さんの時はそうですし、急変して急いでいる時は尚更です。

がーすー

そこで看護師歴8年の私が、この記事では「うまく先生に報告ができる方法」をお伝えします。悩んでいる方、是非参考にしてみて下さい!

この記事のライタープロフィール
がーすー

HAPPY POCKET ~人生を幸せにする暮らしの知恵袋~」編集長3次救急病院で内科病棟・訪問看護を経験後、訪問診療クリニックで勤務|医療系以外と結婚したくて結婚相談所に登録したが、脳外科女医と結婚 |看護師のこと、女医妻のことをメインに発信してます。| Twitterやってます。@NueseGasuから気軽にフォロー&メッセージして下さいね!

なんとなくの報告はうまくいかない


がーすー

「なんとなくカルテを見て、なんとなく考えてみて、なんとなく報告してみる」ではうまく伝わりません。

がーすー

自分の病棟の先生なら伝わる可能性はありますが、他科の先生にイチから説明する場合はうまくはいきません。

がーすー

今回は、一つ事例を出してどうやって報告するかを考えていきたいと思います。

【事例】

・S病棟501号室 80才 男性 Aさん 

・疾患:肺癌・高血圧・2型DM・前立腺肥大・慢性腎不全 

・部屋から音が鳴ったので行ってみたら、本人がベットから落ちて床にいる。意識レベルクリアで頭や体を打った様子はないが、腰が痛いと言っている。バイタルサインは特に問題ない。対光反射は問題ない。

・内科当直は他科の先生で、これから報告する。


がーすー

みなさんならどのように報告するでしょうか

「I-SBAR-C」を使って報告

がーすー

先生への報告方法として、最近は「I-SBARC」という具体的なコミュニケーション方法が紹介されるようになっています。

I-SBAR-Cとは

Identity(報告者、対象者の同定):自己と患者さんの同定

Situation(状況):患者さんになにが起こっているか

Background(背景):今までの経過

Assessment(評価):どのようなことが考えられるか

Recommendation(提案):具体的になにを依頼したいか

Confirm(口頭指示の復唱確認):指示内容の復唱

がーすー

元々は、「SBAR」という米海軍の潜水艦乗組員が使用していたスキルを米医師が医療版として取り入れ、現在はアメリカの国の機関も推奨して病院で普及しているものが、日本でも普及されてきました。「SBAR」をさらに発展させたものがICを加えたI-SBAR-C」となります。

がーすー

ここで、先程の事例をI-SBAR-C」に当てはめてみたいと思います。

・S病棟501号室 80才 男性 Aさん 

・疾患:肺癌・高血圧・2型DM・前立腺肥大・慢性腎不全 

・部屋から音が鳴ったので行ってみたら、本人がベットから落ちて床にいる。意識レベルクリアで頭や体を打った様子はないが、腰が痛いと言っている。バイタルサインは特に問題ない。対光反射は問題ない。

・内科当直は他科の先生で、これから報告する。

 

Identity(報告者、対象者の同定): 自己と患者さんの同定

 →S病棟の看護師〇〇です

 

・Situation(状況):患者さんになにが起こっているか

→報告なのですが、501号室のAさんという80才男性で肺癌で入院中の患者さんが、ベットから転落しました。頭を打った様子はなく、対光反射やバイタルサインは問題ありません、外傷も見られません。

 

・Background(背景):今までの経過

ナースコールが鳴って行った所、床に転がっている所を発見しました。

 

・Assessment(評価) :どのようなことが考えられるか

→ひとまず現時点では問題はなさそうです。

 

・Recommendation(提案):具体的になにを依頼したいか

 →経過観察でよろしいでしょうか。


・C
onfirm(口頭指示の復唱確認):
指示内容の復唱

→担当医:わかりました。それで大丈夫です。

→経過観察で様子を見ます。ありがとうございました。

考える時のコツ

がーすー

いきなりI-SBARCを考えてみるのは少し難しいかもれしれません。ですので私の経験からポイントを2つお伝えします。

1、状況が急を要するのか

がーすー

今回の例は経過観察となりましたが、今回の事例がもし意識レベルが下がっていて、対光反射にアニソコ(瞳孔が左右非対称)がある状況だとしたら、急いで先生に来てもらう必要がありますよね。

がーすー

ポイントは2つ目の「Situation(状況):患者さんになにが起こっているか」です。

がーすー

「Aさんという501号室の患者さんがベットから転落したようで、先生に来てほしいです。意識レベル元々クリアですがⅢ桁で、対光反射にアニソコがあります。といえば、端的に終わります。

がーすー

医療分野ではなくても、相手に物事を伝える時「結論から伝えるとよい」と言われます。これは「メンタルモデル」という考え方です。

夜勤中の報告であれば、先生が寝ている時に報告をする可能性もあります。寝ぼけている先生を動かす為には、急ぎなら用件を簡潔に伝える必要があります。

大事なことはまず始めに伝えるようにしましょう。

 

 

2、先生に自分がどうして欲しいのか、まず予想をつける

がーすー

何も予想を付けずに先生に報告すると、「で、どうしたいの?」と聞き返される可能性もあります。看護師が報告する時に先生に求める反応は、大きく分けて以下の3つです

①報告のみ

②指示が欲しい

③病室に来てほしい

がーすー

これを判断するに必要な能力は、ズバリ「アセスメント能力です」

がーすー

このアセスメント能力をどれだけ磨けるかが、ポイントになってきます。そしてこれは看護師の永遠の課題だと私は思います。このアセスメント能力についてはまたの機会にお話します

まとめ

がーすー

先生の報告は最初はうまくいかないと思います。私も新人の頃はそうでした。ですが経験を積めば必ずできるようになります。これからも看護師に役立つ情報を発信していきます!

 

この記事を書いたライター

がーすー

「HAPPY POCKET ~人生を幸せにする暮らしの知恵袋~」の編集長です。おうち時間を楽しむための暮らしの情報をお届け中。看護師として働きつつ、ライターをしています。一児のパパで、団地生活の中でシンプルで丁寧な暮らしを実践しています。推薦書は「人生がときめく片付けの魔法」です。https://twitter.com/happy_pocket_から気軽にフォロー&メッセージ待っています!

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